親知らず その1。

昨日、近くの顔なじみの歯医者に行って、「下の親知らずを両方抜いてください」とお願いした。だけど先生は「親知らずがちゃんと生えてきてないし、根っこが神経に当たってるからうちじゃ無理だね。歯科大学紹介するからそこに行って治療してもらって」と言われ、紹介状を書いてもらって帰った。
そして今日、2時くらいに歯科大学へ行き、レントゲンを撮ってもらって、両方一気にというのは無理なので、痛いほうの右の親知らずをすぐに抜くことになった。
ところが、ここで問題が2つ。今ある奥歯に親知らずが引っかかってて、親知らずが微妙にしか見えていないため、まずかぶさっている歯茎を切開。そして、引っかかっているところを少し切ってから、抜歯に取り掛かるとのこと。そしてもう一つは、親知らずの根っこが招き猫の手のような形になっていて、抜きにくい場合は、親知らずを半分に切開して半分ずつ抜く。そして抜く時に折れるかもとの説明。
嚇されたようで、不安でいっぱいだったのだけど、とてもいい女性の先生で、説明もはっきりしてて分かりやすかったし、たくさん質問したのに、全部答えてくれて、治療中も説明をしながらしてくれて、思ったより安心だった。
治療はかなり困難なものになり、やはり親知らずを半分に切って抜くことになった。半分になっても抜くのが大変だったらしく、歯をつかんで右に左にと大きく動かし、私の唇は恐ろしいほど曲げられ、自分の状態を想像すると恥ずかしかった。
1時間ほどで手術は終わり、先生は「結構困難でしたね」と。そして、うがいをしようとしたところ、面白いことが。麻酔を何本も打っているので、口の半分が麻痺していて、何度やっても抜いた方から水がピューっと飛び出てくる。あまりうがいしないようにと言われていたのに、面白くて4回もしてしまった。
血がどんどん出ているのでガーゼを銜え、手術後の注意事項を聞いてしばらく待機。その間に、抜いた歯を見せてもらい、持って帰りたいと言って、袋に入れてもらった。6時半までに麻酔が切れるからそのころ痛くなってくるだろうとのことだったけれど、病院を出る前からすでに我慢できないほど疼きだした。家に帰ったころには、ズキズキして何をしても紛らわせないほどの痛みで、もらった痛み止めを1錠飲むことにした。飲んで30分くらいで痛みは減ったけど、やっぱりズキズキしていて、横になるのも辛かった。
ご飯は硬いものを避け、ちゃんと食べて栄養をとるようにとのことだったので、痛いのを我慢して食べた。毎食後飲むように言われた2種類の薬を飲んだけれど、痛みは引かない。我慢できず、痛み止めを1錠飲んだらどうにか寝れた。