帰ります。

とうとうこの日が来てしまいました。
明日21日午後NZを出て、22日に日本に着きます。
ここ数日、NZ君がいろんな思い出の場所やレストランに連れて行ってくれた。嬉しい反面、どんどん「帰る」という実感が湧いてきて寂しくなってきた。ふと気づくと、自分で「来週、5日後、3日後、あさって、明日の今ごろは…」と、カウントダウンをしている。残された時間、そして今を精一杯楽しみたいのに。
今日は、NZ君と一緒に初のスカイタワー(まだ行ってなかったんです。汗)に行ってきました。素晴らしい景色を見ても、素直に受け入れられず、この国を離れることが辛くなってしまった。とは言え、今となっては帰るしかないのだけど。でも、必ず戻ってくる。そして、幸せを手に入れなければ。

1年間、いろんな人にお世話になりました。本当に本当に感謝。そして、NZとこの国で出会った素晴らしい人々に感謝。一生忘れられないいい経験、思い出を作れて、私は本当に幸せだと思います。

本当にありがとう。I LOVE NZ!

チャイニーズニューイヤー。

朝、NZ君とNZ君のお母さん、2番目のお姉さんと赤ちゃん、それに働かせてもらった家族が私のお別れ朝食会に来てくれた。みんなにメールしたのが昨日の午後なので、NZ君の家族以外来なくても仕方ないかな、なんて思ってたのでとても嬉しかった。Ponsonbyポンソンビーのとあるおしゃれなカフェで、12ドルもする朝食をNZ君がおごってくれた。そして、来れなかったNZ君の一番上のお姉さんの所に会いに行き、お別れをした。今まで頭では分かっていた”帰る”という言葉に、ここ数日でどんどん実感が湧いてきて、ちょっと涙が出そうになる。
そして、今日は中国のお正月。
お友達に誘われて、知らない中国人夫婦のお家に新年のパーティへ行くことになった。何を持って行ったらいいのか分からず、聞いてみると「何もいらないから、お腹すかせて来て」と、言ってはくれたものの、いつものように何か持っていこうと考えてみた。でも、中国では新年に何を食べるか分からないし、しかもベジタリアンの物を持っていかなければならないので、Dominion RDドミニオンロードのSilverBellシルバーベルでお正月用らしきお菓子を2種類と、アプリコットを買っていった。
中国人の友達の家に集合し、そこから車数台でパーティが行われるお家へ。すごく大きなお家で、パーティにもってこいのお家だった。中に入ると、フルーツポンチで迎えてくれ、テーブルにはいろんな種類の中国の食べ物がテーブルに並べられていた。外ではベジタリアンBBQも焼かれていて、豪華な食事となった。とは言え、先ほども言ったけれど全部ベジタリアンフード。お肉やお魚に見えるものも全て豆腐類で作られていて、味も肉や魚に近い。パーティにはもちろん中国人、台湾人、キウイ、インド人、ドイツ人、オーストラリア人、ロシア人、それと日本人の私。30名以上いたと思う。一通りみんなテーブルの食事を食べてデザートとなり、ちょっとビックリなことが起こった。誰かがドリアンケーキを持ってきていて、それが希望者だけに配られた。話しでは聞いていたすごい臭いを放つという、果物の王様ドリアン。ケーキだからそんなにすごい臭いな訳ないと思って、ちょっと挑戦してみた。最初に何かイヤ〜なにおいがしたが、思い切って一口。マズイ…、食べれないことはないけど、玉ねぎの味。NZ君は最初の一口でノックアウト。残りは私が全部いただきました。ドリアンが玉ねぎの味がするなんて思ってもいなかた。ほとんどの人がドリアンを食するのがはじめてで、「これは食べれない…」と拒否っていた。私が、「これって玉ねぎの味にしか思えないんだけど」と言うと、他の人も「そうよ!もうこれは玉ねぎとしか表現しようがないわね」と賛成してくれた。もう一生食べなくてもいい食べ物だな。その後は、チェロの演奏や中国のギターのような楽器、キウイの友達の歌、それにNZ君のピアノ演奏が行われ、盛り上がった。パーティで私が一番楽しんだのは、習字。紙は新聞を使ったのだけど、久々に筆を使って字を書いたので楽しくて、中国語の新聞の中の漢字を見つけては必死に練習しまくり、中国人の方に上手だと誉められた。
いろんな人と出会い、新しい経験が出来、残り少ないNZ生活の一日がとても素晴らしい日になった。
今日もNZに、そして素晴らしい人たちに感謝。

*前のフラットに置いたままの荷物を早く取りに行かなければ…。そして、パッキングをそろそろ始めないとなぁ…って、あと3日しかない!

感謝。

ある貴重な場所に立ち会うことができた。厳密に言うと、駐車場で待ってたので、その場には立ち会えなかったんだけど…。でも、また一ついい経験が増えた。お祝いをしたかったが、NZ君が「僕のために無駄遣いしないで」というので、今日のところは引き下がった。たまに、変だなコイツって思うときもあるけど、いろんな意味で素晴しい奴だと心から尊敬する。出会えたことに感謝。
夕方、NZ君の空手にも久々に着いて行ってみた。日本では空手って最近聞かないけど、海外ではホント盛ん。みんなちゃんと「イチ、ニ、サン、シ…」、「レイ(礼)」とか「ヘイアンショダン!(平安初段)」とかって日本語で言ってて、聞いてて結構面白い。練習終わって、「空手やらないの?」なんてNZ君の友達に聞かれたが、見るのはいいけど興味が沸かない。なんで日本と海外ではこんなに空手熱の差があるんだろう…。不思議。

ビーチ。

朝9時に起き、11時にNZ君のお母さんを迎えに行って、レストランで朝食を食べ、それからすぐにサーファービーチと呼ばれるWaihi Beachワイヒビーチに行き、水着に着替えて、飲み込まれそうなくらいのすごい波を全身で受けつつNZ君と二人ではしゃぎまくった。
それからも、ちょこちょこ車を止めて、いろんなところを見ながらオークランドへ帰り、最後においしいアイスクリームを食べて戻ってきた。いい週末を過ごせて、私は幸せだと心から思うのであった。そして夜、将来について考えてみた。どうなるかは分からないけど、見通しがついてほんの少し安心。

大会初参加!

朝7時に起き、シャワーを浴びて、大会に出発!NZ君のお母さんを迎えに行き、Manukauマヌカウでメンバー数人と会い、車を走らせること、約1時間半。コロマンデル半島の下辺りのPaeroaパエロアというL&P(おいしい炭酸飲料)で有名な町に到着。小さな町なのだけど、今日はハイランドゲーム(スコットランドのお祭りのようなもの)なので、いろんな所からたくさんの人が集まっていて、特に会場の広場は車と人で溢れていた。キルトを着てこなかった私とNZ君は道で堂々とお着替え。そして中に入ろうとすると、「道でキルトを堂々と着替えてる人見るの初めてだよ」なんて言われながら、すんません。って感じで入った。入場料は大人10ドルなのだけど、私たちは参加者なので、堂々と、顔パスならぬ、ユニフォームパス。広場には、いろんな色のいろんな種類のキルトを着た人々がたくさんいて、スコットランドのダンスの大会に出る人や私たちのようにバンドとして参加する人、審査員や競技に参加する人、さまざまなキルトがあり、本当に色鮮やかだった。
私たちは11時に集合し、取り合えず練習。ここで、知らなかったことを一気に聞かされた。大会は、2種類のセットを演奏、それにマーチ(行進)審査が1回、それからもいろいろあり、終わるのは9時ごろだという。
天気は良好、良好すぎて日焼け止めを塗らないと恐ろしいことること間違いなかった。肌がジリジリ音がしそうなくらい暑かったので、日焼け止めをベタベタするくらい塗りたくった。

まずは、練習不足だった私は、一緒に出る出産後復帰してきた女性と打ち合わせをしていなかったため、2分で打ち合わせをし、合同で1回練習をした。
そんなんで、上手くいくはずがない。しかも、私にとって初の大会。案の定、最初の演奏が始まり、ちょっとタイミングがずれた。でも、あまり気にせずやり通した。何とかなるもんだなぁ、なんて思ったりした。緊張なんて全然しなかったし、間違っても全然焦らなかった。
15分くらいの休憩をし、次に2番目の審査。これはメドレーで曲がとても長く、パイパー(バグパイパー)はかなり苦戦したらしかった。が、私たちテナードラムは終わって、「私たち結構上手くやれたんじゃない?」なんてくらい余裕だった。
そして、ちょっと長めの休憩をもらい、外に出てお昼を食べた。また2時ごろに集合し、次はマーチングの審査。もちろん演奏しながら行進するのだけど、私たちはサンタパレードで練習を積んできたおかげで、とても上手く出来た様子だった。
そして、今度は長〜い休憩。私たちは泊まる事も考慮してテントを持ってきた。NZ君のお母さんは「友達がこの近くのTe Arohaテアロハに住んでいるから行ってみよう」と、連絡なしで行ってみた。すると、快く迎えてくれ、お母さんはその家に泊まることになった。残された私とNZ君はホリデーパークの場所を教えてもらい、そこでテントを張り、急いで大会会場へ戻った。休憩後、全部のバンドが集まり、演奏しながら登場し、会場内を行ったり来たりするマーチをやった。これは始めてだったので、最初の3週はドラムを抱えてマーチをすることで精一杯だった。
それからもずっとずっと待ち続け、やっと夜の9時に閉会式。全バンドが揃って先ほどと同じ会場内を行ったり来たりしながら演奏し、やっとフィナーレとなった。終わったころには真っ暗で誰が誰だか分からないくらいになり、取り合えず近くにいるメンバーとお互い声を掛け合いバイバイした。そして、NZ君がドラムサージェントに「結果は?」と聞くと、「パイプサージェントが知ってる。でも、水曜日(次の練習のとき)に発表するって言ってた」と。何だ、結果聞けないのか…。でも、こんな真っ暗な中で集まっても、話なんてできたもんじゃないし、この心地よい達成感をもう少し味わっていた方が気楽だ。
会場を出て、ご飯を食べ、10時半ころホリデーパークに辿り着いた。長い長い一日を終え、初で最後の大会に出ることができ、本当に満足感と達成感を味わいながら、疲れてそのまま寝袋に包まって寝た。他のバンドに、アジア人は中国人らしき人がもう一人いたような気がするけど、本当に貴重な経験をさせてもらった。ネイティブのように英語を話せない私を他の人と区別せず接しくれ、バンドに入れてくれたことに本当に感謝します。

ポウナムのネックレス。

やっと落ち着いてきたところで、明日はバグパイプの大会。うぉ〜!やばぁ〜い!合同練習、水曜日に2時間しか参加してないのに、私、大丈夫か???しかも、今までと違うドラムのスタイル導入されてるし!その上、違う曲で3回も出場するし!キャ〜、大変!ただいま必死に練習中です。NZ君、練習手伝ってよ…(涙)。そして、今回これが私のユニフォーム姿最後となると思われ、フィナーレにはもってこいの、私にとっては初参加の大会。旅行前、もうキルト着ることないなぁって思ってたから、こりゃ楽しむしかない。
16日に取れていた帰りのチケット。後、10日、9日、8日…なんて悲しいカウントダウンしてたら、なんと!可能性薄いと言われたキャンセル待ちの21日のチケットが取れちゃいました。5日も延びれば気分も↑。23日もまだキャンセル待ちしてるのでそれが取れたら本当に幸せ。

夕方、NZ君が「クリスマスプレゼント(まだもらってなかったの忘れてた…)買いに行こう!」と言い出した。プレゼントは前々から私が欲しかった、グリーンストーン(ジェイド)のネックレス。これは、マオリの習慣で自分で自分に買ってはいけないと言われているもの。そして、大切な人に送るもの。

以前に、Warehouseで安くていいのを見たので、取り合えず行ってみた。が、いざ買うとなると中々いいデザインのものがなく、これだってのが見つからない。そこで、妥協したくない、と訴えてみた。すると、忙しいにも関らず、快く「もちろん欲しいものを買ってあげたいから、じゃ、別のところに行こう」と言ってくれて、シティへ。お土産屋さんを何件か回り、やっと「これだ!」っていうのが現れた。釣り針の形のものなのだけど、色が黒っぽい。グリーンなはずなんだけど、普通に見ると黒。よ〜く見ると濃いグリーン。そこで、NZ君の待った!が入った。「今までこんな色のグリーンストーン見たことないよ」と。でも、店員さんに「絶対にグリーンストーンだから大丈夫」と言われ、デザインが私にとても合っているとNZ君も納得して、予算をかなりオーバーしたのに買ってくれた。私には、この黒っぽい珍しいグリーンストーンだからこそ、特別に思える。そして、普通のグリーンストーンよりもいろんな服に合う。
その後、年上の方々が集まるディナー会に。ネパール料理を食べ、そこでこのネックレスを数人に見せてみた。そして、石に詳しい男性に「本物だ」って言ってもらえて、一安心。大事にします。